ついに引渡しがおわりました。
等々力コーポラブログ 3を書こうと思っていたら、
あっという間に”さん”ではなく”完”になってしましました。
引渡し会終了後、敷地内の駐車場で組合員の方々に鍵を渡した後、
お互いの家を見せ合っている楽しげな様子をみながら「無事に終わった…」と安堵した一方、
現場担当者として新地の状態から現場に通いつめ、一喜一憂しながら建物の完成を
見届けたことを思い出すと、「自分の手から離れた…」という若干の寂しさも感じました。
娘を嫁に出す父親の気持ちと一緒です。
経験がないので推測ですが、間違いないです。
引渡し会の中で、挨拶をさせて頂いた際に「まだ終わった気がしない」と口から出たのは現場担当者として
現場の状況を鑑みたわけですが、きっと組合員の方々の引越しが完了し、“現場“でなくなったとしても
「終わった」とは感じないです。
「建築をつくることは未来をつくることである」というタイトルの本がありますが、
特に住宅に関しては自分の経験上、竣工が終わりではないということを切に感じています。
なので、いつまでか分かりませんが、入居された方々の未来を見届けるために、
もうしばらく、父親のように陰ながら見守りたいと思います。
よろしくお願いします。
等々力コーポラティブハウス建築に携われた皆様。
本当にありがとうございました。
おつかれさまです。
KUT西澤