天気がいいので、鎌倉に行こうという事になった。
年2回くらい行く。
昼につくように出かけ、昼食は豆腐料理の“ひさご亭”が定番だ。
鶴岡八幡宮にお参りをし、正月のリベンジでおみくじを引く。
今度は中吉で、仕事は“周囲の人に恵まれているので心配ない”との事だが、
神様もかなりいい加減だから……。
今保存が問題になっている、隣接する近代美術館で岸田劉生展をやっていた。
去年もみたからという事で却下。
内心は、建物をもう一度見たかった。
去年秋にミケランジェロ展を見に、久しぶりに上野の西洋美術館に行った。
展覧会より、コルビジェを久しぶりに見に行こうと思って行ってみたが、
これが鎌倉の近代美術館と似たような作りになっている。
特に、動線の構成の仕方、シークエンスがすばらしい。
(坂倉順三とコルビジェ、当然の事なのかな。)
鎌倉へは大体、あじさいの頃に出かける。
名月院に行くが、裏手に井上武吉先生のアトリエがあった。
30才代後半、井上先生に「名古屋久屋大通りのコンペがあるけど、一緒にやらない?
黒川(紀章)さんが審査委員長で、今彼と、ある美術館を一緒にやっているんだよ。」
と声をかけられて、2ヵ月間、週一回のペースでアトリエに通った事が思い出される。
畳一帖くらいの粘土模型が、行く度にどんどん変化していく様を、
また、世界的彫刻家の製作過程の一部を見させていただき、
大変な経験をさせていただいた。
色々と思い出す楽しいコンペだったが書くと長くなる。
(図面は全部事務所のどこかにあるはず。)
鎌倉から江の島方面に向かうも大渋滞で、
途中、以前から気になっていた“MAIN”というレストランでお茶をした。
太平洋が一望できるすばらしい絶景のレストランだ。
次回はここでハンバーグを食おうという事になり、そのまま帰宅。
箱根も鎌倉も、車で約1.5時間。
気晴らしにちょうど良い。
:tanno: